ヨシオカ家は4人家族(私、妻、小学生、幼稚園生)です。2020年は約200万円を投資に回すことができましたが、以前は「いちおう黒字だから」と言い訳して家計を見直しせず、不要な支出を垂れ流していました。ズボラな私でも見直すことができた固定費の削減方法についてご紹介します。
家計見直しで最初に検討する4つの支出項目
毎月おおよそ一定の金額がかかる「固定費」から検討開始するのがオススメ!私もここから始めました。
固定費の代表的なものに、以下の4つがあります。上から順に、私が簡単に支出削減を検討できた順に並べました。これらの固定費は放っておくとずっと支払う必要があります。言い換えると、一度削減できればその効果はずっと続くということです!
- 通信費(例:スマホの使用料金、インターネット代)
- 保険(例:生命保険、医療保険、自動車保険)
- 水道・光熱費(例:水道・電気・ガス代)
- 住居費(例:家賃、住宅ローン、マンション管理費、駐車場代)
これらの固定費について、私の削減効果を以下の表にまとめてみました。
毎月約3万円、年間にすると約38万円の固定費を削減できました!ヨシオカ家の場合、多くの保険に加入してしまっていたことが大きいですね・・・。
スマホ使用料金だけでも年間約10万円の削減効果がありました!スマホはほとんどの家庭で使用していると思うので、固定費削減の最有力候補です!
固定費の内訳 | 以前(税込み) | 現在(税抜き) | 削減効果 |
通信費(スマホ使用料) |
私:9,000円/月 |
私:2,800円/月 |
-9,820円/月 |
通信費(インターネット代) | 5,170円/月 | 4,180円/月 |
-990円/月 |
保険(生命保険) |
私:21,000円/月 |
私:15,000円/月 妻:0円/月 |
-10,900円/月 |
保険(医療保険) | 私:3,640円/月 妻:4,000円/月 |
私:0円/月 妻:0円/月 |
-7,640円/月 (-91,680円/年) |
保険(自動車保険) | 8,400円/月 | 5,830円/月 | -2,570円/月 (-30,840円/年) |
水道代 | 6,000円/月 |
6,000円/月 |
±0円 |
光熱費(オール電化) | 16,000円/月 | 16,000円/月 | ±0円 |
住居費(住宅ローン、管理費、駐車場) | 100,000円/月 | 100,000円/月 | ±0円 |
合計 | 185,610円/月 | 153,690円/月 | -31,920円/月 (-383,040円/年) |
続いて、各固定費をどのように削減したかを紹介します。
①通信費(スマホ使用料金)
3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)から格安SIMにしました。
3大キャリア | 格安SIM(UQモバイル) | 削減効果 |
私:9,000円/月 妻:7,500円/月 |
私:2,800円/月 妻:2,800円/月 子:1,080円/月 |
-9,820円/月 (-117,840円/年) |
格安SIMおすすめ①:ワイモバイル、UQモバイル
格安SIMを使用したことがなくて不安を感じる場合、3大キャリアの関連会社である「ワイモバイル(ソフトバンク関連)」か「UQモバイル(au関連)」を検討してみるのをオススメします!
例えばワイモバイルとUQモバイルの主な利用料金は下表のとおり。3大キャリアを使用している方の多くは現在よりも安くなるのではないでしょうか?私はUQモバイルを使用していますが、通信速度など特に不満がないため、もう3大キャリアに戻ることはないと思います。
ワイモバイル | UQモバイル | |
料金 |
スマホベーシックプランS 2,680円/月、3GB/月 |
スマホプランS 1,980円/月、3GB/月 |
スマホベーシックプランM 3,680円/月、10GB/月 |
スマホプランR 2,980円/月、10GB/月 |
|
スマホベーシックプランR 4,680円/月、14GB/月 |
- | |
無料 通話 |
↑のプランに含まれる(10分/回) | +700円(10分/回) |
かけ 放題 |
+1,000円 | +1,700円 |
格安SIMおすすめ②:楽天モバイル
格安SIMに不安を感じる場合、楽天モバイルを試すことを追加検討していただきたいです。契約手数料0円かつ月額料金が1年無料というキャンペーンを実施しています。解約手数料も0円ですので、格安SIMを試してみるのに最適です。
②通信費(インターネット料金)
「楽天ひかり」に乗り換えました。
以前の月額使用料は4700円(税込5170円)でしたが、3800円(税込4180円)になります。さらに最初の12ヶ月分(50160円)は無料というキャンペーンも使えています!
正直なところ通信速度に不安がありましたが、楽天ひかりが「IPv6」という通信混雑を回避できる新しい通信方法に対応したのを確認してから加入しました。以前加入していたプロバイダーも「IPv6」に対応していましたが、楽天ひかりに乗り換え後も同じ通信速度でネットを使用できています。
「楽天ひかり」以外にも色々なプロバイダーがあるので、まずは現在のインターネット料金と照らし合わせてみるのをオススメします!
③保険(生命保険、医療保険、自動車保険)
生命保険と医療保険
私は結婚情報誌に載っていた保険情報を参考に、保険取扱店に自ら足を運んでいました。
その後、両学長の動画をみてから夫婦で保険の必要性を再検討し、多くの保険を解約しました。まだ15000円/月の生命保険が残っています。契約時には、将来の子供の教育費を考えて加入した貯蓄型の生命保険です。損失でるけど解約して毎月の保険支払額を投資に回すことを考えましたが、解約返戻金がおそろしく低い契約内容であることを今さら知り、勉強代と割り切って契約満了まで数年ホールドすることにしました。明確な理由なく契約している保険があったら、必要性を再検討してみてください。
保険の種類 | 以前 | 現在 | 削減効果 |
生命保険(貯蓄型) | 私:21000円/月 妻:4900円/月 |
私:15000円/月 妻:0円/月 |
-990円/月 (-11880円/年) |
医療保険(掛け捨て) | 私:3640円/月 妻:4000円/月 |
私:0円/月 妻:0円/月 |
-7640円/月 (-91680円/年) |
自動車保険
ペーパードライバーの期間が長かったため、車を購入したときには手厚い保険に入っていました。特に問題なく運転できることが分かってから、契約内容を変更しました。まだ「車両保険」などいくつか減らしても良さそうな契約内容があるので、自動車保険の見積もりサイトで候補を選んであります。次回の保険更新時に乗り換え予定です。
以前 | 現在 | 削減効果 |
8,400円/月 | 5,830円/月 | -2,570円/月(-30,840円/年) |
④水道代
水道会社は変更の選択肢がないため、費用に大きな変化がありません。毎日の節約行動ではなく、根本的にできることとしてシャワーヘッドを節水タイプにして様子をみています。
以前 | 現在 | 削減効果 |
6,000円/月 | 6,000円/月 | ±0円 |
⑤光熱費
ヨシオカ家はオール電化のため電気代のみです。電力自由化で電力会社を選べるため、電気料金の比較検討をしてみました。しかし、契約しているプランが最安とのことで据え置きです。
以前に比較検討したことがある方でも、サービス内容が変わっていることがあるため再度シミュレーションしてみるのはいかがでしょうか?楽天を利用している方は、「楽天でんき」に加えて「楽天ガス」のサービスも一部地域で開始されているため要チェックです!
⑥住居費
持ち家の場合
私の住居費は、「住宅ローン支払い」、「マンション管理費」、「駐車場代」の合計です。住宅ローンは「変動金利」で組んでいます。住宅ローンを借り換えることでトータル返済金額が減少する場合があるので、シミュレーションをしてみるのをオススメします。最近では変動金利は約0.4%にまで下がっているので、以前シミュレーションしたことがある方も住宅ローン比較を再度チェックしてみてください!!
以前 | 現在 | 削減効果 |
100,000円/月 | 100,000円/月 | ±0円 |
賃貸の場合
全員に当てはまるものではありませんが、私の同僚や友人に増えているのが家賃が割安なエリアへの引っ越しです。在宅勤務で仕事をできるようになったことをキッカケに引っ越しを決めたそうで、このフットワークの軽さは賃貸の強みの一つですね。
まとめ
固定費を見直した結果、毎月約3万円、年間で約38万円の不必要な支出を削減することができました。このお金は「つみたてNISA」による投資に回したため今や資産となっています。もっと早く固定費を見直していたらと思ったこともありますが、過去は変わりません。気づけて良かったと考えを改め、現在は年間約200万円を投資に回すことができるようになりました。
固定費は一度見直すことができればその費用削減効果は長く続きます。そしてこの気づきが、さらなる固定費の削減やその他の支出の倹約にも繋がり、結果としてより豊かな人生に繋がる可能性があると思います。
この第一歩として、まずは固定費を見直してみてはいかがでしょうか?特にスマホや保険は多くの人が加入していると思うので削減を期待できるのではないかと思います。