固定費の水道代を倹約できないかと思い節水シャワーヘッドを買いました。
実際に使用してみて、大切なのは「水量」だけではないことが分かりました。
節水シャワーヘッドの購入は間違いなくオススメですが、その効果とデメリットを紹介するので購入の検討に活用してみてくださいね。
購入した節水シャワーヘッド
以下に購入を検討した4製品の特徴を記載しました。
私が購入したのはアラミックの「プロプレミアム」で、「水量調節機能」があるから選びました。この機能も重要ですが、節水シャワーヘッドには他の機能も重要でした。
メーカー | 田川化工 | アラミック | アラミック | アラミック |
商品名 | 助太刀 | プロプレミアム | 3Dプレミアム | サロンスタイル 3Dプレミアム |
節水効果 | 50% | 最大70% | 最大50% | 最大50% |
水量調節機能 | ー | あり | ー | ー |
止水機能 | ー | あり | あり | あり |
ヘッドの角度調節機能 | ー | ー | あり (上下左右、360°回転) |
あり (上下左右、360°回転) |
ビタミンCシャワー (塩素除去) |
ー | ー | ー | あり (ビタミンC詰め替え要) |
アラミック節水シャワー プロプレミアムの外観
箱に入っていたのはシャワーヘッドと4種のアダプター。シャワーが出る部分の下にある黒いスイッチは「止水ボタン」。
アダプターは、現在使用しているシャワーのメーカーによって必要になることがあります。
● KVK社・MYM社製:付属のアダプターが必要。
● ノーリツ・リンナイなどのガス機器社製:付属のアダプターが必要な場合あり。
TOTO 、LIXIL、INAX、SANEI、KAKUDAI、GROHEなどのメーカーの場合は、アダプターなしでシャワーヘッドを接続できるそうです。
背面に水量調節レバーがついてます。
「S」はソフト水量(節水効果最大70%)、「H」はハード水流(節水効果最大50%)です。SとHの間にも設定できます。
シャワーヘッド正面
節水シャワーヘッドの効果
私が以前使っていたシャワーヘッドは、KVK社の「メッキシャワーヘッド」という製品でした。
この製品と、購入した「アラミックプロプレミアム」の節水効果を2つの方法で比較しました。
比較① 水量の見た目
すべてのシャワーヘッドについて、レバーを最大にひねって水を出したときの水量をみました。
● KVK社のものと比べると、アラミックプロプレミアムの水の線が細かいですね。
● アラミックプロプレミアムは、モードによって水流の強さに違いがあるのが分かります。
KVK
メッキシャワー
プロプレミアム
S(ソフト水流)
プロプレミアム
SとHの中間
プロプレミアム
H(ハード水流)
比較② 実際にどれだけの水が出たのか
10秒間でどれだけの水が出るのかを量ってみました。水面がわかりやすいよう、水を青く着色しました。
アラミックプロプレミアムは、水量モードによってハッキリと違いが出ました。
また、以前使っていたシャワーヘッドにも、それなりの節水力があったのだと分かりました。
KVK
メッキシャワー
1,175 mL/10秒
あ
プロプレミアム
S(ソフト水流)
580 mL/10秒
-50.6% vs. KVK
プロプレミアム
SとHの中間
990 mL/10秒
-15.7% vs. KVK
プロプレミアム
H(ハード水流)
1,225 mL/10秒
+4.3% vs. KVK
節水シャワーヘッドのデメリット
アラミックプロプレミアムのソフト水流(S)では、これまで使っていたシャワーヘッドに比べて50.6%の水を節約できました。
しかし、ソフト水流(S)でシャワーを使用したところ、自分からも家族からも以下の不満点がありました。
● お湯が出るまでに時間がかかる。
● 水量が少なく水圧も弱いから、シャンプーなどを洗い落とすのに時間がかかる。
そのため、私の家では「SとHの中間」が以前のシャワーよりも節水できて、シャワーの心地としても充分という判断になりました。
- 以下のポイントから、水量調節機能がある節水シャワーヘッドを選ぶのがオススメ。● 節水シャワーヘッドの節水力は、あくまでそのメーカー調べ。現在使っているシャワーヘッドの性能によって受けられる恩恵は異なる。● 節水効果が高くても、水量・水圧等で使用心地が良いとは限らない。
水量以外にも重量なポイント
アラミックプロプレミアムを使用してみて初めて気づきました。
それは「止水機能」です。
節水の観点では、頭や身体を洗っている間はシャワーを止めるのが理想的とされています。
しかし、シャワーを止めたり出すためには、かがむ必要がある家庭が多いと思います。
アラミックプロプレミアムを始めとして、アラミックのシャワーには「止水機能」が付いているものがあります。
↓のお湯が出てくる部分の下にある黒いスイッチが「止水ボタン」で、立ったままで「止水」と「通水」をパチパチと簡単に切り替えられます。
この簡単さから、家族全員が止水を使用することが増えてきています。
水流を減らすより節水効果が大きそうな気がしますね。
まとめ
無理して節水するのは気持ち的に続かないことがあります。
以下の観点を踏まえた節水シャワーヘッドを一度導入することによって、これまでよりもシャワー時のお湯の使用量が減っていると実感しています。
● 節水による水量・水圧に満足できない可能性があるため、水量調節機能がある節水シャワーヘッドを選ぶ。
● 止水機能がある節水シャワーヘッドを使用すれば、水量はあまり減らさずに、不要なときに止水することで節水に繋がる。
「アラミックプロプレミアム」には、これらの機能がついています。
さらなる固定費の削減を検討している方にはぜひ検討してみてもらいたい商品です。