本記事は、以下の方に向けて記載しました。
● つみたてNISAやジュニアNISAの運用状況を知りたい方
● つみたてNISAに興味はあるけど開始していない方
私が会社員として働き出してから10年以上経ちますが、資産運用はほぼせずに銀行預金がメインでした。
そんな私が2019年に話題になった「老後2,000万円問題」をきっかけに、2020年から家族4人分(夫婦2人、子ども2人)の「つみたてNISA」と「ジュニアNISA」を開始しました。
2020年の2,399,986円を投資して、評価額は2,591,576円(+191,590円)という結果でした。
始めて1年たった感想は「つみたて投資をもっと早く始めていれば!」です。
本記事には、家族4人分の2020年の積立投資の実績と利回りの内訳を記載したので、つみたて投資を始めるキッカケの一つになればうれしいです。
つみたてNISAとジュニアNISAとは?
つみたてNISAとジュニアNISAを知っている方は、このセクションは飛ばして読んでください。
つみたてNISAとジュニアNISAの概要
つみたてNISAは20歳以上から利用可能です。
投資対象は国の基準を満たした投資信託で、販売手数料は無料、信託報酬(管理費用)も低めなものが厳選されています。
ジュニアNISAは0~19歳の子どものために利用可能。
ジュニアNISAは終了が決まっていて、2023年まで投資可能です(2021年からの場合は80万円×3=240万円まで)。
つみたてNISA | ジュニアNISA | |
対象者 | 日本に住む20歳以上 | 日本に住む0~19歳 |
投資対象の商品 | 国の基準を満たした投資信託 | 上場株式、投資信託、ETFなど |
年間の投資上限額 | 40万円/年 | 80万円/年間 |
いつまで投資可能か | 2042年まで | 2023年まで |
非課税となる期間 | 20年 | 5年 |
非課税の対象 | 投資対象商品の配当金・分配金、売却益 | 投資対象商品の配当金・分配金、売却益 |
投資対象はアメリカ株に関するものがおすすめ
日本とアメリカの代表的な株価指数である「日経平均」と「S&P500」の推移は以下のとおりです。
日本の「日経平均」は、上がったり下がったりのグラフ。一方、アメリカの「S&P500」は日本と比べると右肩上がりですね。
これからもアメリカが世界経済をリードしていくと思える方は、アメリカに関連した商品に投資するのをオススメします。
日本の「日経平均」の推移
アメリカの「S&P500」の推移
つみたてNISAのシミュレーション
つみたてNISAの年間投資額の上限は、1人あたり40万円で月額にすると33333円。
仮に利回りを5%として、毎月33333円を20年間つみたてNISAに投資したときのシミュレーション結果のグラフは以下のとおり。
20年間の合計つみたて額は799万9920円。銀行預金で貯金した場合も約800万円ですね、普通預金の金利はほぼゼロなので。
一方、利回りが5%だった場合には複利効果で20年後に1370万円985円にもなります。
参考として、↓は夫婦2人が毎月66666円(1人33333円)を20年間つみたて投資したときのシミュレーション結果です。利回りは5%の場合。
20年間の合計つみたて額が約1599万円に対して、運用収益を含む最終積立額は複利効果により約2740万円です。
これは夫婦2人の老後2000万円問題を超える金額なので、老後問題の不安を減らせます。
「毎月のつみたて額」や「利回り」を変えたシミュレーションを↓のサイトからできます。あなたの資産状況を踏まえてシミュレーションしてみてください。
つみたてNISAとジュニアNISAの1年目の実績と利回り
我が家の「つみたてNISA」と「ジュニアNISA」の第1歩である、1年目のつみたて結果は以下のとおりです。
私のつみたてNISAは2020年1月から、妻のつみたてNISAは4月から、子どもジュニアNISAは9月から投資開始した結果です。
合計投資額 | 評価額 | 利回り | |
つみたてNISA(夫婦2人分) | 799,986円 | 928,462円 | + 16.1% |
ジュニアNISA(子ども2人分) | 1,600,000円 | 1,663,114円 | + 3.9% |
家族合計(4人分) | 2,399,986円 | 2,591,576円 | + 8.0% |
すべて利回りプラスでしたが、特につみたてNISAは利回りが+16.1%という素晴らしい結果でした!
これは2020年に新型コロナウイルスによる株価下落と上昇があったためで、積み立て投資の効果を実感できました。
つみたてNISAは複利効果による長期投資目的のため、2020年だけの実績には意味はありませんが、2021年以降に株価が厳しくなっても淡々と積み立てていくことが重要です。
続いて、家族4人のそれぞれの銘柄と投資推移を紹介します。
つみたてNISA(夫)
証券会社は「楽天証券」、選んだ銘柄は「 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」です。
積立設定を間違っていて2020年2月は投資できませんでしたが、無事に年間で約40万をつみたて+17.86%(+71,459円)という結果。
つみたてNISA(妻)
証券会社は「楽天証券」、選んだ銘柄は「 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
2020年1月末頃に口座開設を行い、3月から合計約40万円をつみたて+14.25%(+57,008円)という結果。
ジュニアNISA(子ども2人)
証券会社は「SBI証券」、選んだ銘柄は「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」です。
子ども2人とも同じ投資内容なので、1人分の投資推移を以下に記載しました。
2020年の夏にジュニアNISAの口座開設を行って9月から合計80万円(子ども1人分)をつみたて、+3.94%(+31,557円)という結果。
楽天証券で毎月5万円をクレジットカード払いで投資して500円ポイントゲット
楽天証券での「つみたてNISA」にプラスして投資信託を積み立てています。
楽天証券では、毎月5万円まで投資信託のクレジットカード決済が可能で、以下の利点があるためです。
楽天証券のクレジット決済の利点
● 5万円の1%に相当する500円分の楽天ポイントがもらえる(既に+1%の利益確定)
● もらった500円分の楽天ポイントを投資信託にポイント投資して投資額増額。この500円のポイント投資で楽天SPUが+1倍に!
2020年4月から、私のつみたて投資額が毎月5万円になるよう追加でつみたてました。
銘柄は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」。2020年は合計で約12万円をつみたて、+16.78%(+20,147円)という結果。
まとめ
つみたてNISAとジュニアNISAには以下のようなメリットがあります。
投資のため元本保証はありませんが、老後や子どもの教育資金の準備にために検討してみてはいかがでしょうか。
つみたてNISAは、以下のポイントから投資をしたことがない方や、投資初心者に向いています。
つみたてNISAのポイント
● つみたてNISAで購入可能な投資信託は、金融庁の基準をクリアできた商品のみだから初心者でも選びやすい
● 投資信託は少額からでも投資可能
● 定期積み立て(投資金額、投資頻度)の設定をすれば、あとは放っておくだけ(後で設定変更可能)
● 若いうちに始めるほど長期投資による複利効果を受けられる
また、ジュニアNISAは2023年で終了となりますが、以下のようなメリットがあります。
ジュニアNISAのポイント
● 2021年に開始する場合、2023年末までに子ども1人あたり合計240万円(各年80万円)まで非課税で投資可能
● 投資分は子どもの将来の教育費用などに使用可能
● 以前は子どもが18歳以上になるまで投資資金の払い出しができなったけど、この制限が解除された(2026年以降は払い出し可能になる)
ジュニアNISAのポイント”>「楽天証券」と「SBI証券」は以下のリンクから口座開設できます。