本記事では、楽天証券からSBI証券への投資信託の移管・引っ越し方法について解説します。画像付きで解説していますので、本記事の手順どおりに進めれば移管を完了できますよ。
そもそもなぜ楽天証券から投資信託をSBI証券に移管する必要があるのでしょう?
それは楽天証券のサービス改悪のためです。
楽天証券では投資信託の残高に応じて楽天ポイントを付与してくれます。しかし2022年4月からは以下の画像のとおり、楽天証券が定める達成残高に「はじめて到達した場合」にだけ楽天ポイントが付与されます。
つまり、次の達成残高に到達しない限りはもう楽天ポイントがもらえないということです。これはツライ・・・。
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一方、SBI証券の「マイレージサービスポイント」というサービスでは、保有している投資信託の残高に応じてポイントを毎月もらえます。投資信託を保有し続けるならポイントも継続してもらえた方が嬉しいですよね。
楽天証券からSBI証券に投資信託を移管する方法は以下の3ステップだけです。このうち自分で対応が必要なのはステップ1と2だけですのでとても簡単ですよ。
楽天証券から投資信託を出庫するには手数料がかかりますが(1銘柄あたり税込3,300円)、この手数料を全額キャッシュバックしてくれるサービスがSBI証券にあります。
一度投資信託をSBI証券に移管するだけで投資信託の残高に応じて継続的にポイントをもらえるし、移管手数料もキャッシュバックしてもらえるならメリットが多いですよね。
それでは各手順を説明していきますね。
楽天証券から投資信託を出庫する前の確認
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投資信託の出庫には1銘柄あたり3,300円(税込)の手数料がかかります。しかし、SBI証券への移管が完了した後に、SBI証券の「投信引っ越しプログラム」を活用すれば手数料は全額キャッシュバックしてもらえます。
また、楽天証券側の移管手続きが進むと、移管が完了するまでは投資信託の取引ができなくなります。
- 楽天証券で投資信託の購入をもうしない場合には、積立設定はすべて解除してください。
- 今後も楽天証券でつみたてNISAの積立(クレカ積立を含む)を継続する場合には、つみたての入金・引き落としが完了したらすぐに楽天証券の出庫手続きを開始しましょう。次の積立までに移管手続きが完了すれば積立エラーが起きずに済みます。
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楽天証券での投資信託の出庫手続き
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投資信託の出庫手続き(移管依頼)は書面の郵送で行う必要があります。この移管依頼書を以下の画像のリンクをクリックしてダウンロードしてください。
今回は特定口座用の例示ですが、もしあなたの投資信託を一般口座で運用している場合には一般口座用をダウンロードしてください。
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移管依頼書の太枠部分をすべて記載してください。
「部店コード」と「お客様コード」は、楽天証券サイトで確認できますよ。コードがどこに表示されているかは↓の画像を参考にしてください。
また、移管希望日に特に希望がない場合は「可能な限り早い日」にチェックを入れてください。楽天証券側の出庫手続きが完了するのに、約2週間から1ヶ月ほどかかります。私の場合は1ヶ月半ほどかかりました。
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以下は「部店コード」と「お客様コード」の表示箇所です。
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移管依頼書の太枠部分をすべて記載してください。ここまで記載すれば移管依頼書の作成は完了です。
移管したい銘柄は、SBI証券でも取り扱いされている必要があります。SBI証券で銘柄検索をして表示されればOKでしょう。
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SBI証券の「部支店」や「口座番号」の確認方法は以下の画像を参考にしてください。
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楽天証券の投資信託の出庫手数料は、1銘柄あたり3,300円(税込み、2022年3月時点)です。
移管する銘柄分の手数料を楽天証券口座に入金しておきましょう。入金は、楽天証券にログインした後のトップページ右上にある「マイメニュー」→「入金」の順で手続きを進められます。
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また、楽天証券と楽天銀行の「マネーブリッジ」を使用している方は必ず以下の確認をしてください!!
証券口座に手数料分を入金しても、マネーブリッジで入金した額が楽天銀行に移ってしまって、移管手続きが進まないかもしれないからです。
まずは楽天証券にログインした後のトップページにある「マネーブリッジ」をクリック。
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以下の画像を参考に、移管手数料以上の金額が楽天証券に残るように設定しましょう。
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STEP2でダウンロードした移管依頼書に楽天証券の宛名ラベルがあります。封筒を準備してこのラベルを貼ってください。
封筒には移管依頼書に加えて、免許証の写しなど本人確認書類も同封してください!
「自動スイープ」についてはこの後の項目で説明します。
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楽天証券側のアカウントロック〜SBI証券への移管完了
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楽天証券に移管依頼資料を郵送したら、あとはひたすら待つのみです(約2〜4週間)。
楽天証券側の移管手続きが進むと、楽天証券の「お知らせ・連絡」にアカウントロックのお知らせが来ます。このお知らせを受け取っても何もする必要はありません。移管手続きが完了すると自然にアカウントロックは解除されます。
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楽天証券のアカウントロックのお知らせを受け取けてからしばらく経つと、移管依頼した分の投資信託の資産情報が楽天証券から無くなります。SBI証券の口座を確認すると、投資信託が移管されているはずです。
これで楽天証券からSBI証券への移管手続きは完了です。お疲れさまでした。
楽天証券からSBI証券への投資信託の移管が完了すると、楽天証券サイトの「重要なお知らせ」に以下のメッセージが届きます。
この画面はSBI証券の「投信お引越しキャンペーン」に利用可能です。このキャンペーンを利用すると楽天証券での投資信託の移管手数料を全額キャッシュバックしてもらえるので活用しましょう。
ちなみに以下の画像のお知らせは、移管によって楽天証券の資産情報が無くなってから約2週間後に届きました。
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まとめ:SBI証券から楽天証券に投資信託を移管・引っ越しするための方法
2022年4月から楽天証券のサービスが改悪され、投資信託の残高に応じたポイント付与が厳しくなりました。
一方、SBI証券では投資信託の残高に応じて毎月ポイントをもらえます。
一度投資信託をSBI証券に移管するだけで投資信託の残高に応じて継続的にポイントをもらえるし、移管手数料もキャッシュバックしてもらえるのでメリットの方が大きいです。
ぜひSBI証券への移管を検討してみてください。手順は本記事で紹介しているとおり、大きく以下の3ステップで完了できますよ。
楽天証券から投資信託を出庫するには手数料がかかりますが(1銘柄あたり税込3,300円)、この手数料を全額キャッシュバックしてくれるサービスがSBI証券にあります。