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【投資信託】eMAXIS Neo、NASDAQ100指数、NASDAQ次世代50の隠れコストはいくらか?

本記事では、自動運転やバーチャルリアリティなど革新的なテーマに着目した投資信託である「eMAXIS Neoシリーズ(全9種)」と、NASDAQ100指数やNASDAQ Q-50指数に連動した投資信託の信託報酬と隠れコストを紹介します。

目次

投資信託の信託報酬、隠れコストの調べ方

例として、以下の記事を見ていただければeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の「信託報酬」と「隠れコスト」の見方が分かります。

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eMAXIS Neoシリーズの信託報酬、隠れコスト、実質コスト

eMAXIS Neoシリーズとは?

eMAXIS Neoシリーズは、「自動運転」や「バーチャルリアリティ」を始めとした革新的な9つのテーマに投資できるファンドです。

eMAXIS Neoシリーズのうち、買付ランキング1位は「eMAXIS Neo 自動運転」です。

↓は「eMAXIS Neo 自動運転」の基準値額の推移です。

2020年前半の下落時の基準価額は約10,000円でしたが、2021年2月8日時点では約32,000円まで上昇しています!

この上昇は、eMAXIS Neo自動運転の銘柄に含まれる「TESLA」や「NIO」の株価上昇が大きく影響しています。

引用元:SBI証券

こうした基準額の上昇もあり、eMAXISシリーズの販売額ランキングTOP10(2021年1月)のうち、eMAXIS Neoシリーズが3つもランクインする人気ぶりです。

  • eMAXIS Neo自動運転(3位)
  • eMAXIS Neoバーチャルリアリティ(7位)
  • eMAXIS Neoナノテクノロジー(8位)

eMAXIS Neoシリーズの信託報酬と隠れコスト

人気急上昇中のeMAXIS Neoシリーズですが、手数料はいくらなのでしょうか?


以下の表に、eMAXIS Neoシリーズ全9種の投資信託の手数料をまとめました。

eMAXIS Neoシリーズの信託報酬はすべて約0.79%です。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬が0.0968%なので、eMAXIS Neoシリーズは高めですね。

また、隠れコストを含めた実質コストはeMAXIS Neo自動運転の1.160%を始めとして、すべて約1%です

手数料は高めですが、eMAXIS Neoシリーズのリターンはとても魅力的です。

eMAXIS Neoシリーズはインデックスファンドですが、革新的なテーマと取り扱っていること、高めの手数料であることから、アクティブファンドと思って投資した方が良さそうですね。

第2期:2019/8/20~2020/8/17

eMAXIS Neo
シリーズ
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬売買委託
手数料
有価証券
取引税
その他
費用
実質
コスト
自動運転なし0.794%0.101%0.002%0.263%1.160%
バーチャル
リアリティ
なし0.794%0.111%0.002%0.166%1.073%
ナノ
テクノロジー
なし0.787%0.041%0.001%0.083%0.912%
ドローンなし0.782%0.058%0.001%0.125%0.966%
ウェアラブルなし0.789%0.052%0.001%0.112%0.954%
遺伝子工学なし0.790%0.117%0.005%0.184%1.096%
宇宙開発なし0.770%0.128%0.002%0.174%1.074%
フィンテックなし0.788%0.085%0.001%0.251%1.125%
ロボットなし0.780%0.078%0.002%0.103%0.963%

NASDAQ関連の投資信託の信託報酬、隠れコスト、実質コスト

NASDAQ100指数とは?

NASDAQ100指数とは、米国のナスダック市場に上場している約2,600銘柄のうち、代表的な約100銘柄(Apple、Amazon、Microsoftなど)の株式で構成される株価指数です。

このNASDAQ100指数に連動する代表的なETFとして、「NVESCO QQQ TRUST SERIES 1(QQQ)」があります。

↓は「QQQ」の基準値額の推移です。

2020年前半の下落時は約200ドルでしたが、2021年2月8日時点では約330ドルまで上昇しています!

出典:楽天証券

NASDAQ100指数に連動した成果を目指す投資信託もあり、以下のような商品があります。

  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
  • eMAXIS NASDAQ100インデックス

また、将来NASDAQ100指数への組入れが期待される50社に着目したNASDAQ Q-50という指数があります。

この指数に連動した成果を目指した投資信託もあります。

  • iFreeNEXT NASDAQ次世代50

NASDAQ関連の投資信託の信託報酬、隠れコスト

以下のNASDAQ関連の投資信託の信託報酬と隠れコストを、↓の表にまとめました。

  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
  • eMAXIS NASDAQ100インデックス
  • iFreeNEXT NASDAQ次世代50

「iFreeNEXTシリーズ」はいずれも0.495%で、「eMAXIS NASDAQ100インデックス」は少し安い0.44%です。

このうち隠れコストが分かっているのは「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」のみで、0.83%(0.035%+0.005%+0.043%)です。

残りの「eMAXIS NASDAQ100インデックス」と「iFreeNEXT NASDAQ次世代50」は、運用開始されてまもなく決算前なのでまだ隠れコストは不明です。

手数料の安さに定評があるeMAXISシリーズの「eMAXIS NASDAQ100インデックス」の隠れコストがいくらになるか期待です!

NASDAQ系購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬売買委託
手数料
有価証券
取引税
その他
費用
実質
コスト
iFreeNEXT
NASDAQ100インデックス
なし0.495%0.035%0.005%0.043%0.579%
eMAXIS
NASDAQ100インデックス
なし0.44%
iFreeNEXT
NASDAQ次世代50
なし0.495%
-:決算前のため数値なし

まとめ

eMAXIS NeoシリーズとNASDAQ指数100関連の投資信託は、TESLAなどの企業の株価の後押しで基準価額が増加している人気の投資信託です。

基準価額の上昇にはとても魅力的ですが、S&P500に連動した投資信託と比べると信託報酬や隠れコストは高めです。

証券会社のサイトなど見やすいところには隠れコストは記載されていないので、運用報告書をみて隠れコストがいくらかかるかを見てみてはいかがでしょう?

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